人柱な日々

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自宅で簡単♪ 1Lあたり4円!DIYで炭酸水を作る 《カーボネーター自作》

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じゃ~ん! 今日はこちら!

一般家庭にあったら明らかに不自然な「業務用炭酸ボンベ」

通称ミドボンです。

 

タイトルにもあるように、今日はこれを使って自宅で炭酸水を作ってみます。

用意する物は

 

ミドボン本体

これは酒屋さん等で「炭酸ボンベ下さい」と言うと手に入ります。

値段はお店によってバラバラですが、私が行っている酒屋では写真の5Kgボンベで

7,500円で購入できます。空になったボンベは酒屋に返却すると5,000円現金で返って来ますので、中身自体は2,500円で、ボンベの保証金が5,000円です。

「やまや」や「Amazon」でも手に入るそうです。

 

・レギュレーター(減圧弁)

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炭酸ボンベはそのままでは高圧すぎて使用できません。

この減圧弁(レギュレーター)を通し、使いやすい圧力まで減圧してやります。

 

ここのメモリで圧の調整を掛けて、弱炭酸~強炭酸を自由に切り替えできます。

(3.8は3.8気圧のこと)

 

新品で購入すると1万円位するので、ヤフオク等で中古のビールサーバー用を購入します。大体2~3,000円程で手に入ります。

 

・細かな部品たち

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詳細は

・マイクロカプラ ソケット(メス) 約1,000円

・マイクロカプラ プラグ (オス)約300円

・4mmホース(耐圧8気圧~の物) 2mで160円

・M5ステンナット 1個 10円

・8mmホース(耐圧8気圧~の物) 10cm 10円

・ホース径変換アダプタ 約300円

・炭酸ペットボトル飲料の蓋 0円

合計 1,780円

 

これだけです。全てホームセンターで揃うと思います。

部品は必ず使用前に台所で全て綺麗に洗っておきましょう。

 

では、早速作っていきましょう。

 

 

・まずは、8mmホースをホース径変換アダプタに差し込みます。

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・次に、レギュレーターの下部にホースを差し込む穴がありますので、そこに8mmホースを差し込みます。

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ホース類は奥までぐっと差し込むと自動的にロックされます。

しっかり奥まで差し込みましょう。

 

・4mmホースを変換アダプターの4mm側に差し込みます。

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・マイクロプラグに4mmホースの反対側を差し込みます。

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出来ました。

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最後に、もう一度ホース類がきちんと奥まで差し込まれているかを確認してください。

 

 

忘れてました。

 

レギュレーターはミドボンのこの部分にモンキーレンチでしっかりと装着します。

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高圧部分なので、必ずしっかりと締めてください。

 

とりあえず、ボンベ側はこれで終了。

 

続いて、キャップ側を作っていきます。

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使用するのは残ったこれらの部品

 

5mmのドリルを使用します。ホームセンターで200円で購入

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これでペットボトルの蓋に5mmの穴を開けます。

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開きました。バリが出ますので、カッターなどで綺麗にとって置いてください。

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裏側のバリ取りも忘れずに。

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続いて、マイクロカプラのソケットをねじ込んでいきます。

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裏側からM5ステンナットでしっかりと締め付けます。

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ペンチなどを使用してギチギチに回らなくなるまでしっかり確実に締め付けてください。

 

 

蓋側の完成です。

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これに、ボンベ側のマイクロプラグを装着するとこの様になります。

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これで全て完成となります。

所要時間 約5分

あっという間に作れます。

 

ではここからは実際に炭酸水を作ってみましょう。

 

まずは、炭酸水の空のペットボトルに水を7~8分目くらいで入れます。

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必ず炭酸飲料のペットボトルを使用すること!!

炭酸飲料と非炭酸飲料のペットボトルは耐圧性能が違いますので、非炭酸飲料のボトルを使用するとCO2の高圧に耐え切れず、最悪爆発する可能性があります。

 

使用する水はなるべく冷えた物の方が炭酸が溶け込みやすいので、冷蔵庫で事前に冷やしておいた水をおすすめします。

 

ペットボトルを潰して中の空気を抜きながら先ほど作成した蓋を閉めます。

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この時点で空気が抜けたままの状態を維持できれば問題ありません。

もし、段々と空気が入ってしまうようだとキャップの気密が取れておりませんので、

 

再度ペットボトルの蓋を作り直してください。

※ブログ写真の蓋が途中でからに変わったのも作り直した為です(笑)

 

気密に問題が無ければタンク側のマイクロプラグと蓋のソケットを接続します。

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カチッとロックするまで確実に差し込んでください。

 

 

いよいよCO2(炭酸)を注入します。

ミドボンのバルブを少しずつ開けてください。

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大体1/4も回せば十分にCO2が出ておりますので、全開にする必要はありません。

 

ペットボトル内がCO2で高圧になりますので、パンパンに膨らみます。

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手でペットボトルを潰そうにも圧が高くて潰れません。

 

この状態で蓋を下に向けてペットボトルを激しくシェイクしてCO2を撹拌します。

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振ることによってCO2がボコボコとボトル内に入っていきますが、どんなに入っても

中の空気層の量は変わりません。水に溶けているのです。

 

15秒も目一杯シェイクするとCO2があまり出てこなくなります。

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十分なCO2が入った証拠ですので、

ミドボンのバルブを必ずしっかりと閉めてから

ボトルを置いてマイクロプラグを外してください。

 

マイクロプラグを外すときはプラグに近いところをしっかりと持って外してください。

ホース内に残った高圧のCO2が一気に噴出してプラグが暴れますので、気を付けて下さい。

 

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炭酸水の完成です。

 

 

マイクロソケットはプラグを抜いても気密が取れるように出来ています。

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ペットボトル内はCO2で高圧になった状態のままですので、パンパンになっています。

 

この状態で一晩冷蔵庫で冷やしてやると、CO2が水に馴染んで炭酸が抜けにくくなります。

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では、出来上がった炭酸水を飲んでみましょう。

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蓋を開けると激しく「プシュー!!」と言う音と共にボトル内の炭酸水が

ボコボコと踊りだします。

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グラスに注いで見ると、激しく炭酸がシュワーっとし、見るからの強炭酸です。

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口の中が痛いくらいの強炭酸です。

 

あまり冷える前にボトルを開けた為か、2杯程飲んだ後でもまだ泡が踊っています。

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かなりの量のCO2が溶け込んでいる様ですね。

 

いかがでしたでしょうか?

長編の記事になってしまいましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございます。

 

これを使用すれば、気の抜けた炭酸飲料を復活させたり、圧を掛けたままで保存することで炭酸の抜けを防ぐ事が出来ます。

 

また、ペットボトルにワインを入れてCO2を注入すればスパークリングワインも簡単に作れてしまいます。

 

美容にも良い為、洗顔やパックなどにも炭酸水が使われます。

1Lを38度位のお風呂に入れると自宅で炭酸風呂も出来ちゃいます。

掃除や料理にも使えます。 

 

何かと使い道の多い炭酸水が気軽に自宅で作れるメリットは計り知れません。

 

強炭酸水1Lを作るのに必要なCO2はおよそ8gぐらいです。

5Kgのミドボンで600L以上作れます。毎日1L作って飲んでも1年以上持ちます。

 

コスト的にも1Lあたり約4円程で混ざり物の無い純粋な炭酸水を作れてしまいます。

 

実に簡単に作れてしまいますので、皆さんもぜひ試してみてください♪