前回ご紹介した『RUIWANG製 マキタ 18V 6.0Ah 互換バッテリー 』ですが、バッテリーのデータどころか印字も無く謎のバッテリーセルを使用していました。
そこで今回は容量のアタリをつけるためにスマホ充電実験を行ってみました。
とりあえず結果から報告します。
Amazonに返品しました。
充電実験初日
スマホに11.8Whを充電。
この時点で20.6Vあった互換バッテリーの電圧は19.0Vに。
電圧降下が早く、いきなり嫌な予感です。
2日目
合計で18.7Whを充電。
バッテリー電圧 17.9V
3日目
合計30.2Whを充電。
バッテリー電圧 17.0V
そして、そろそろヤバイかなと思いつつ4日目
合計 39.2Wh取り出したところで電圧が足りず充電がストップしました。
明らかにバッテリー容量は6.0Ahありません。
どころか、恐らくこれだと変換ロスを十分に考慮して3.0Ah程かと思います。
容量的に4.0Ahは欲しかったです。
しかし、問題はこの後に起こりました。
充電が止まっているのに、USBテスターが作動しているので、不信に思いまさかと思ってテスターでバッテリーの電圧を測ってみました。
「4.86V」
一瞬、見間違いかと思いました。
充電器に挿してみます。
6.3V・・・
充電器からの電圧で若干バッテリーの電圧が高く表示されます。
が、6.3Vって・・・。
10本のバッテリーセルが5本づつ直列になっていますので、
4.8V ÷ 5 = 0.96V
バッテリーセル1本辺りが0.96Vって事はリチウムイオン電池としては致命的な数字です。
通常、こういったセルは2.5V付近で過放電保護でカットオフがかかり、それ以上の放電を防ぎます。
と言うことは、この互換バッテリー
バッテリーセルにも制御基盤にも過放電保護回路がありません。
最悪かつ危険なバッテリーです。
試しにこのまま充電器に繋ぎっぱなしにしておいたところ、16.5Vまでは回復できましたが、普段充電しても発熱しないバッテリーが熱くなってきていたので、そこでやめました。
恐らくそのまま充電すれば辛うじて使用出来る電圧までは充電することが出来ると思いますが、自分の中ではもう返品することに決めてしまいました。
本当はこのまま復活実験をやった方がブログネタとしては面白いと思いましたが、
ささっとAmazonの返品処理をしました。
意外なオチが付いてしまった今回の実験
やっぱ、互換バッテリーは自己責任でね!